タマネギで生活習慣病に打ち勝とう

タマネギが成人病や生活習慣病に、なぜ効果的なのでしょう?

 

生活習慣病のトップにくるのは、高血圧糖尿病動脈硬化。これらの疾患の多くは病名のとおりふだんの生活習慣からおこり、とくに食生活が問題である場合がほとんどです。

 

もともと日本人の食生活は油分をあまりもちいない反面、しょうゆ・味噌をつかった塩分の高い食事が伝統的に続けられてきました。漬け物も発達し、いわゆる塩蔵文化の先進国でもあったのです。

 

ですから、従来の日本人には、欧米に比べて塩分摂取過多からくる高血圧が多いと指摘されてきました。ところが現代では洋食化がすすみ、塩分に加えて脂肪分や糖質の高い食生活が一般的に。そのため、糖尿病も戦前と比較すると劇的に増加し、欧米並みとなってしまったのです。

 

そこで活躍が期待されるのがタマネギです。

タマネギにはプロスタグランジンと呼ばれる成分を豊富に含み、この成分には血圧を降下させる機能があります。さらに血糖値を下げる効果もあり、先にも述べたように利尿効果との相乗で、毎日タマネギをわずか20g~50g食べるだけでも糖尿病の血糖値効果におおいに役だつのです。タマネギ20gは、中くらいの大きさのタマネギなら約1/8個分くらいでしょう。スライスにしたら、ペロリと食べられてしまえる量です。

 


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