タマネギで生活習慣病に打ち勝とう

タマネギには驚くべき、数々の効能があります

 

タマネギとニンニクの辛みの化学構造は、とてもよく似ています。同じユリ科の植物で、ニンニクの万能薬的スーパーパワーは周知のところですが、タマネギにも負けないほどの効能があるのです。

 

タマネギの原産地は中央アジア。古代エジプトでも栽培されていた、数千年の歴史をもつ野菜です。ヨーロッパでは「1日でもタマネギを見ないと落ちつかない」といわれるほど常食され、とくにポルトガル人のタマネギ好きはヨーロッパ中に知られています。

 

その利用は食用にとどまらず、風邪から水虫の治療まで幅広いもの。その習慣はいまなお続いています。最近の研究では、タマネギには現代人に欠かせない効能があることが明らかになってきました。タマネギ最大の特質である辛み成分は、身体への微温効果があり、心臓・脾臓に作用。また胃腸を刺激して、消化液の分泌を促進します。

 

この効果を経験的に見きわめていた古代人は、消化不良や食欲不振時にタマネギを利用してきました。利尿、発汗作用にもすぐれ、風邪を防ぐ力もあります。さらに殺菌効力もそなえるため、下痢にも効果的。

 

テレビでも話題になった、タマネギの血液サラサラ効果は、タマネギに含まれるイオウ化合物が血栓(血の固まり、詰まり)を溶かす働きをもつからなのです。これだけでもたいしたものですが、タマネギパワーはまだまだあります。

 


page top