タマネギで生活習慣病に打ち勝とう

ジスルフィド類の、ほんとうの威力にびっくり

ジスルフィド類には、抗酸化作用や抗血小板作用があり、血液循環をよくする効果が望めます。

  • 最近ではジスルフィド類の血糖降下作用も注目され、タマネギの濃縮乾燥粒を連日服用した臨床実験では、食後2時間の血糖値が低下したという報告もあるそうです。
  • 医師らは、ジスルフィド類の血糖降下作用はインスリンの感受性を高めることに起因するのではないかと推測しています。

ジスルフィド類にはタンパク質の糖化を抑制する効果もあり、腎症、神経障害、視力障害といった糖尿病の合併症には少なからずタンパク質の糖化が関係しているため、糖尿病患者が積極的にタマネギを摂取すれば合併症の発症や進行を遅らせることができるのです。

ジスルフィド類以外に、前述のチオスルフィネート類にも強い抗酸化作用、抗菌作用、鎮静作用があります。さらに無臭のサイクロアリインなどの含流アミノ酸にも、匂いのある物質と同様に、抗血栓作用や血中コレステロール低下作用を期待することができるのです。

 

タマネギに含有されるさまざまな成分が、いかに血液循環促進と血糖値低下に有効かがおわかりになったでしょう。だから、現代人の食卓にはマストな最優先摂取野菜のひとつであるわけです。

 


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